活動報告一覧に戻る

M1の甲斐歩夢さんの論文がWI-IAT 2026にフルペーパーとして採択されました

2026-09-01

当研究室の修士1年・甲斐歩夢さんの論文が、国際会議WI-IAT 2026にフルペーパーとして採択されました。甲斐さん、おめでとうございます!

採択論文

Quantifying Re-identification Risk in LLM-Generated Mobility Summaries through Iterative Questioning

著者:甲斐 歩夢(Ayumu Kai)、大知 正直(Masanao Ochi)
採択区分:Regular Paper(フルペーパー、本文上限8ページ)

本研究は、大規模言語モデル(LLM)が生成した人の移動に関する要約文から、個人が再び特定されてしまう「再識別」のリスクを、繰り返し質問する過程を通じて定量的に評価するものです。移動データを分かりやすい文章として活用する際の、プライバシーに関わる課題を扱っています。

WI-IAT 2026(The 25th IEEE/WIC International Conference on Web Intelligence and Intelligent Agent Technology)は、Webインテリジェンスと知的エージェント技術に関する国際会議です。人工知能、データサイエンス、ネットワークサイエンス、自律エージェントやマルチエージェントシステムなど、幅広い分野の研究成果が発表されます。

2026年は12月3日から6日まで、オーストラリア・ブリスベンで開催予定です。

今回の採択は、甲斐さんが取り組んできた研究成果を国際的な場で発信する機会となります。

国際的な査読を経て、フルペーパーとして採択

WI-IATは、IEEE Computer SocietyのTechnical Committee on Intelligent Informatics(TCII)とWeb Intelligence Consortium(WIC)が支える国際会議で、2026年に第25回を迎えます。採択通知によると、各投稿は少なくとも2名の独立した査読者によって審査され、さらにプログラム委員長らが査読結果などを踏まえて議論し、採否と論文区分を決定しました。

採択通知によると、WI-IAT 2026では有効投稿193件中57件がフルペーパーとして採択され、採択率は約29.5%でした。採択されるのはおよそ3件に1件という選抜の中で、甲斐さんの研究成果が認められました。

会議評価の参考として、ICORE2026の会議ランキングでは、Web Intelligence(WI)の会議シリーズがB評価とされています。この評価の対象はWIであり、IATを含む会議全体への評価を示すものではありません。

こうした国際的な査読の場で、修士1年の甲斐さんの研究がフルペーパーとして認められたことは、大きな成果です。今後の研究の発展と国際的な発信を期待しています。

会議の詳細は、WI-IAT 2026公式サイトをご覧ください。

©️ 2024. Ochi lab. Faculty of Science and Technology, DX Human Resource Development Program, Oita University.