大分大学理工学部DX人材育成基盤プログラム 大知(おおち)研究室
当研究室の研究テーマは大規模ネットワークサイエンス,AIの社会応用及びDX推進です.ソーシャルメディア,学術文献/特許の引用関係,会社間の取引/M&A,鉄道や人々の移動,Web3やベンチャーの投資に関するデータ,ユーザの趣味や嗜好に関するレビューデータ,などを大規模で複雑なネットワークとして捉え,分析や予測,AIモデルの開発などの研究を行っています.
News
- [2025-03-25]特許を用いたM&Aマッチングに関する研究成果のサービスローンチに関するイベントで登壇します
- [2025-02-05]研究室紹介の動画を大学広報にて作成・公開していただきました!
- [2024-12-04]第36回OISA技術交流会にて「大学の公共性を活かした知的共創で拓くDX基盤モデルの実現」というテーマで講演をしました
- [2024-10-11]3年生4名が配属されました!
- [2024-08-10]オープンキャンパスで「複雑ネットワーク入門」を担当しました
- [2024-08-01]研究室HPを公開しました
- [2024-05-01]着任しました!
People
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志望者の方へ
当研究室に関心を持っていただいてありがとうございます.当研究室のテーマの多くは,企業,研究機関との共同研究を通し,事業上活用をされているor目指している,といったステータスのものになります.テーマの設定は学生の自主性を尊重しますが,過去の研究テーマを発展させることも重要な貢献だと考えています.学生自身が長い人生をかけて取り組みたいと思えるようなテーマやきっかけ見つける手助けをしたいと思っています.
研究活動を通して身に付く可能性のある能力
- ネットワークサイエンスに関する理解
- GNNをはじめとした深層学習,AIの原理に関する理解,モデリングスキル
- Python, Pytorch, cugraph等を用いたプログラミングスキル
- AWS等のクラウド活用によるバックエンド構築やNext.js等を用いたフロントエンドの開発スキル
注力している研究テーマ
- SNS上の悩みを検出し情報公開型の社会問題を早期に推定する
- 技術獲得を目的にしたM&Aの候補企業の選定モデルの開発
- グラフニューラルネットワーク(GNN)を活用した論文の被引用数予測モデルの開発
- 関西鉄道運輸24社局におけるスマートカードデータの乗降分析システムの開発
- 学術文献データを用いた,非情報系分野でのメタサーベイシステムの開発
- アニメ、音楽、食品等の国内外での流行の要因分析,予測モデルの開発
学生になってほしい将来像
- 長期的な目標を設定し,短期的なステップを解像度高く設定できるようになること
- 自分の設定した目標に継続的に努力/研鑽できるようになること
- 場面に応じて柔軟に主張を修正したり,聞く人に応じて伝え方を変えることができるようになること
- 物理的な場所にとらわれずに事業/仕事を獲得,遂行できるようになること
研究上の指導において重視すること
- 対話,同僚のアイデアの尊重,研究課題としていく過程
- 目標を決め,合意し,ひとまず形にするスピード
- 論理的な文章を記述する練習(報告,共有はMarkdown形式の文章で行う)
- 英語文献(一次資料)から学び,共有すること
- メンバー間の協力によって,生産性を高めること
- 時間ー場所ー作業を対応させること(徹夜等をしない/させないようにしたい,カフェ等で教養をインプットする時間も必要)
企業の方へ
当研究室に関心を持っていただきありがとうございます.当研究室では,これまでより密接な企業と大学の関係の構築を模索していきたいと考えています.これまでのような企業対大学といった図式ではなく,大学をハブにし,複数の企業で自社のDX課題について共有し,共創につなげるような取り組みに発展させる関係を構築していきます.そのためには,企業には長期的な視点を持ち,大学に人材を出していただき,学位習得も含めたDX人材の育成への理解をいただければと思います.一緒に地域産業に根ざした新しい大学の役割を模索していきまましょう.もちろんこれまでのスタイルの以下のような共同研究や技術相談もウェルカムです.
共同研究
問題を共有して共同で解決に向けて研究を行う場合は,共同研究の形をとります. 研究室の学生・大学院生が中心となって研究を行い,定期的に打ち合わせを行いながら研究を行います. 研究を進めながら,必要となる新しい技術を開発するとともに,新たな研究成果を論文として発表することが目標の一つです. 1年未満では成果が出にくいため,最低1年間,通常は複数年度の共同研究が望ましいです. (契約上は年度ごと,複数年度ともに可能です)
成果の発表については応相談となりますが,通常は学会及び学術論文誌での発表を行います. ただし,必要に応じて特許取得後まで発表を遅らせることや,発表自体を控えることは可能です.
大分大学での共同研究予算の最小額は130万円/年です. 人員の面もありますが,交流や事業でのDX推進のために人員も拠出していただいた方が良いと思います.通常DX導入は研究成果をそのままボルトオンしてもうまく行かず,実際の業務に導入するためには研究以外にも様々な障害があり,それらにコミットする必要があるためです.また,育成した人材はDX導入やAI活用に関してスキルをつけるため,継続的に同様の課題の発見,解決等で社内で貢献してくれる可能性が高まります.共同研究のお申込み書式については, こちら(弊学産学官連携センター)をご参照ください.
過去の実績
- [2016-] 株式会社スルッとKANSAI
- [2016-] 電通PRコンサルティング
- など
技術相談・顧問契約
技術的な課題に対し,社会データ分析・計算社会科学の観点から大知が開発・アドバイスを行ないます.当研究室の学生・大学院生は研究に関わりませんし,研究成果を論文として発表することも目指していません.
NDA等を結んだ上で,月1回~年12回程度のミーティングに出席し,業務上の課題に関してアドバイス・コンサルティングを行ないます(メールベースでも随時相談に乗ります). 1ヶ月あたり10万円〜程度でお受けしています.回数固定の場合は,1回あたり数万円〜となります.
過去の実績
受託業務
既存の研究手法を用いて問題を解決することをメインとします.当研究室と縁の深い企業,エンジニアでタスクを請け負う形を想定していますが,学生インターンとしてリモートも含めてタスクを出していただける場合もウェルカムです.
Access
〒870-1192 大分県大分市大字旦野原700番地 理工6号館2F 大知教員室
©️ 2024. Ochi lab. Faculty of Science and Technology, DX Human Resource Development Program, Oita University.